
「もう歳だから…」
「今さらねぇ…」
なにかと「やらない理由」を歳のせいにしてしまう…
- いまさら、オシャレして出かける場所もないし
- いまさら、新しいことやるのは抵抗あるし
- いまさら、夢中になれることもないし
など、
年齢を重ねるたび、健康でいられることに感謝はできるものの、言動はどんどん保守的・ネガティブになっていることに気づくことはありませんか?
例えば私の場合…
近年、友人が集まると老後や体調などの話題で盛り上がります💦
その場は面白おかしく楽しいのですが、
結局「老い」を確信しているようなもので、のちに虚しさが残ります。
そんな虚しさから、
いよいよ「還暦」を意識するようになったころ、ステキな本に出会いました。
表紙を飾る女性の笑顔とニューヨークに住む友人が重なり、思わず手にとった本です。
過去に刺激を受けたすばらしい出会いが走馬灯のように流れ…、読み終わったあとは身体中の滞りがスッキリ流れたように感じました。
何歳になっても、その時にしか得られないギフトがあること。
すっかり忘れていました💦
私のように、なにかとやらない理由をみつけてしまう女性におすすめの本です。
本の概要
◉ 著者:エリカ
◉ 出版社:大和書房
◉ 出版日:2018年2月15日
ニューヨークでの仕事で出会った素敵な女性たちから影響を受けたエリカさん自身の体験をもとに、勇気と元気を与えてくれる内容になっています。
とにかくカッコいい!
そんなエリカさんに影響を与えたニューヨークの女性たち。
なににも流されない自分で輝く、凛とした思考や習慣がとにかくカッコいいのです。
老後の不安を「老後も輝く」に変える
「もう歳だから老後の生活が心配…」ではなく、
「いくつになっても輝いていたい…」と思える、背中を押してくれる本です。
年齢にこだわりすぎていた!
年齢は自分だけが知っていればいい、単なる数字。
引用元:ニューヨークの女性の「強く美しく」生きる方法 第1章 ニューヨークの女性は「自分の個性」で勝負する(22ページ)より
とても心に響いた言葉です。
自分自身(個性)や生活スタイルを、年齢を基準に決めていたことに気づかされました。
と同時に、母親に「いい歳して○○なんだから…」と言われたことを、思いきり否定してくれた言葉でもありました。
実は、母に言われた言葉に反発しながらも、どこか罪悪感のようなものを感じていました。
それは、「母の言葉が常識」と無意識に思い込んでいたのかもしれません。
勝手に「60代からはこうでなくてはならない」みたいな固定観念を作り上げていたのです。
心に響いた言葉は、
そんな固定観念を払拭できただけでなく、私の「個性」を肯定&共感してもらえたようでとても嬉しかったですね。
ニューヨークには「年相応」という言葉は存在しません。
何歳になっても自分が最大限に魅力的に見える装いを心がけます。引用元:ニューヨークの女性の「強く美しく」生きる方法 第2章 ニューヨークの女性は「ときめく習慣」で女を上げる(47ページ)より
ファッションについても「年相応」の服ではなく「個性」を大切にしているということですね。
なのに、私のクローゼットには心がワクワクするような服はひとつもありません。
歳を重ねるたびにクローゼットから明るい色の服は減り、紺色、グレー、黒ばかりが増えていきました…💦
自分らしい「個性」を発見

子供たちの服が優先で、自分のおしゃれは後回しだったよね
こんな会話をしたこと、ありませんか?
育児や仕事に追われていた私も、自分のおしゃれはワンパターンになっていました。
「おしゃれしても行くところないし」「まだまだ育児にお金がかかるから、贅沢できないし」など、これまたなにかと理由をつけておしゃれを封印していました。
ジャマな固定観念を見つける
また、イヤな思いをしたわけでもないのに、
育児中におしゃれを楽しむことに抵抗があったことは確かです。
そのため、動きやすさ重視の無難な服になっていました。
では、育児がひと段落したらおしゃれするかというと、
「もう歳だし」「体型も崩れちゃったし」と、今度は年齢を理由に無難な服ばかり。

いつもカラスみたいな服ばっかだな。
もっと明るい色の服ないの?
彼女を連れてくるという息子からのひと言に、愕然としたこともありましたね。
本書を読んで
「育児中なのに…」と思われたら
「いい歳して…」と思われたらなど、
勝手な固定観念で人の目を気にしていたことに気づきます。
固定観念を外して見てみると、
育児中のママでも、還暦を過ぎた方でも
まったく違和感なく、おしゃれを楽しんで輝いている人ってたくさんいるんですよね。
ということで!
まずは、ワクワクする服を買いに行くことに。
「買いに行くぞ」と決心しただけで、なんだかワクワク♬したのを覚えています。
新たな個性の発見でした。
おしゃれを楽しむようになると、体型も気になります。
好きな服を着るために、自然と体調管理をするようになるので一石二鳥ですね。
自分らしく楽しみ尽くすヒント
ニューヨークで学んだ「自分のためにお花を買う」楽しみ。
ダイニングテーブルに一輪の花を飾ると、まるでレストランでお食事をしているかのようにテーブルが華やぎます。引用元:ニューヨークの女性の「強く美しく」生きる方法 第2章 ニューヨークの女性は「ときめく習慣」で女を上げる(60ページ)より
植物が好きな私に響いた言葉です。
観葉植物はいくつもありますが、テーブルを飾るお花は日常的にありませんでした。
そこで、1本だけ好きなお花を買ってみました。
確かに一輪の花がテーブルにあるだけでホッと癒され、不思議とリッチな気分にもなります。
自分らしさを忘れない「自分へのご褒美」
たとえ些細なことでも頑張ったときは、自分へのご褒美として習慣にすることにしました。
一輪のお花に「頑張ったね」と、面と向かって励まされているようで嬉しくなります。
私の場合はお花でしたが、自分を癒せる「自分へのご褒美」はおすすめです。
どんなに小さなことでも、自分へのご褒美で
不思議と「自分らしさを大切にする」意識がしっかり根づきます。
自分磨きに「もう遅い」はない
できない理由を見つけるのが得意な私は、反省することが多々ありました。
- 苦手なことはできれば避けたい
- 新たなことを始めるのは抵抗がある
- ついネガティブな言動になってしまう
- 人と違うことはするのは不安だし怖い
など。
ところが、本書では私の反省した内容をすべて真逆に捉えています。
そのためか、本書を読み終えたあとは、
どんなに歳を重ねても、むしろ歳を重ねるほど輝けるんだと、すべてにおいてポジティブに捉え、ワクワクしている自分に気づきます。
なにかに夢中になったり、人とのお付き合いを楽しんだり、どんなこともポジティブに捉える思考を身につけたりと、とにかく自分らしく楽しみ尽くすヒントがいっぱい。
どのシーンもパワフル。そして所作が美しい。
そこに、年齢はまったく関係ないのですから勇気がでます!
まとめ
自分を愛し大切にしながら、人生を自分らしく楽しみ尽くすヒントがたくさん紹介されているのが本書です。
生き方を楽しむカッコ良さに勇気をもらえます。
何歳になっても、頑張った先に届くギフトがどんなものかを楽しめたらいいですね。
なにかとやらない理由を年齢のせいにしたり、人の目を気にしてやりたいことを諦めていたり、一歩を踏み出す自信や勇気が持てない女性におすすめです。
まだまだ輝きたい!と考えている方、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました(^^)